タナカ I.M.I .デザートイーグル.50AE HW

レビュー

タナカから唐突に発売が発表された、デザートイーグル.50AE。そのニュースに触れて、最初に思ったのが旧ハドソン社のデザートイーグルの金型をタナカが買い取ったという過去の噂です。今回はタナカが発売したデザートイーグル.50AEを中心に、ハドソン製デザートイーグル.50AEとの比較も加えながら細かく見ていきたいと思います。

実銃についての簡単な説明

デザート イーグルはアメリカのマグナム・リサーチ(M.R.I.)社がプロトタイプまで開発したものの作動が完璧にならず、新たにイスラエル・ミリタリー・インダストリーズ(I.M.I.)社に開発依頼したしたガス・オペレーション式のマグナムオートです。

開発当初はイーグルという名称だったとされますが、同名称がアメリカで商標登録されていたためデザート イーグルと言う名称に変更されました。

1985年に、アメリカでもっとも普及している.357マグナム・カートリッジ用として発売されたものの、一定の弾頭重量以上でないと作動に問題があったため、その評判は余り芳しいものではありませんでした(後に改良される)。

翌1986年に.44マグナムのモデルが登場すると、細部が煮詰められたことにより作動が確実になり、ハンターやシルエット競技者から人気が出始めました。

1989年からスライドリリースレバーとセフティレバーが大型化され、アジャスタブルトリガーが付属したマークⅦにマイナーチェンジされます。

1991年に市販オート用カートリッジの中で最強のパワーを誇る.50AE(アクション・エキスプレス)弾が発表され、翌92年にデザート イーグル.50AE マークⅦが発売されます。

96年頃からマグナム・リサーチ社はアメリカ国内のサコー・インダストリー社に生産を移し、マークⅦの.50AEをベースとしたマークⅩⅨシリーズの生産を開始。バレル、マガジンなどを交換するだけで全口径を一つの銃で撃つことが可能になりました。

2000年にサコー・インダストリー社がゼネラルダイナミック社に吸収されると、再び製造が1.M.I.社に移り、2005年にI.M.I社の小火器製造部門が組織変更によって独立し、イスラエル・ウェポンイ・ンダストリー(I.W.I.)社になると製造もI.W.I.社に移り、2009年まで製造されます。

2009年からマグナム・リサーチ(M.R.I.)社の自社工場に生産が移り、現在まで続いています。最新のマークⅩⅨは、バレル上にウィーバーレイル、ダストカバー部にピカティニーレイルを備え、マズルブレーキを備えたモデルや5inchバレルのモデルが登場しています。

タナカ I.M.I. デザート イーグル .50AE モデルガン

タナカ デザート イーグル .50AEは、2020年7月末に久々の新規製作のモデルガンとして発売されました。タナカからは公式の発表はされていませんが、ベースとなっているのは旧ハドソン製 デザート イーグル .50AEのようです。

ハドソン製と比べてみると、バレル、スライド、フレーム等のメインパーツに加え金属パーツの形状も同じなので、ハドソンの金型をベース作られていると思われます。

タナカは映画のプロップなどで使われて人気の高い、90年代前半のイスラエル製(I.M.I.社製)デザートイーグル.50AE マークⅦをモデルアップし他と公表しているので、刻印等は新規に起こされています。

また、発火性能や、耐久性に関わる部分はカートリッジを含め大幅な改良がなされているようなので、タナカ製デザート イーグル.50AEを紹介しなが改良点についても述べていきたいと思います。

タナカ I.M.I. デザート イーグル .50AEについて

パッケージはブラックをベースにイエローのラインが入った派手目のもの。最近のモデルガンにしては珍しく2C刷りでコストがかかっています。

90年代前半の実銃用パッケージデザインを模したデザインと言われていますが、残念ながら実物のパッケージを確認できませんでした。

パッケージ内には新型アルミカートリッジ7発と取説。ローダーとレンチが入っています。

パッケージの身の部分はデザートイーグル専用の発泡スチロール製。10inchバレルのバリエーション展開は、パッケージを見る限り考えられてはいないようです。

スライド左側には○に「P」のマークから始まって「DESERT EAGLE .50AE PISTOL」のモデル名と「ISRAEL MILITARY INDUSTRIES LTD. (I.M.I.)」の生産者名と、その略称が刻印されています。

実銃と異なり、最初がⓇマークでは無いのは、タナカが「DESERT EAGLE」の名称を「Registered(登録商標)」しているわけではないからですね。

スライド右側は「MAGNUM RESEARCH INC. MINNEAPOLIS MINN.」「MADE IN ISRAEL」の2つの刻印。内容は販売元のマグナム・リサーチ社の社名と所在地(ミネアポリス州 ミネソタ)とイスラエル製の表示で、これは90年代前半の実銃と同じです。

フレームのダストカバー部やトリガーガード下のパーティングラインはキレイに消されていて、全体的に丁寧に仕上げられている感じで好感が持てます。

フロントサイトは金属製で、実銃通りバレルのアリ溝に嵌まっています。エッジが立っているので細かい背面のセレーションもシャープに見えます。

マズル部分も平面がしっかり出ているので大口径の銃口部が引き立っています。ポリゴナル風のライフリングがリアルです。

グリップマークはI.M.I.社のロゴマークが入っています。これもタナカが再現した90年代前半のイスラエル製デザートイーグルの特徴です。スライドストップレバーは、指かけが段差の付いた立体的なマークⅦ仕様のものを再現しています

セフティレバーは、ハンマーコッキング時のみ作動します。セフティONの状態でも凹部にホワイトが入らないのは実銃通り。

マークⅦになってセフティレバーが大型化したので、片手(グリップした手の親指)でセフティを操作できるようになりました。スライドを引くときも、このセフティのお陰で随分引きやすくなりました。

リアサイトも金属製で、フロントサイト同様アリ溝で固定されています。実銃と異なり、ファイアリングピンは発火後のメンテナンスを考えてシルバーメッキされています。また分解を考慮してか、実銃には無いマイナスの溝が掘られています。

フレームのテイル部に掘られたハンマー用の溝が実銃よりも長くなっています。これは発火させたときに、ハンマーの頭が直接フレームに触れないようになっています。ハンマースパーの打撃によるフレームの破損防止策ですね。

タナカ.50AEカートリッジ

カートリッジは新規設計で、スリーブとトップと呼ばれる内部パーツ以外はアルミ製。カートリッジ重量は約10gと軽量化されています。

上:タナカ製カートリッジ、下:SPEER製ダミーカート

タナカのカートリッジは弾頭部がメッキされてリアルな外見をしていますが、実物ダミーカートと比べるとケース部分が約1mm短くなっています。

マガジンは形状から、ハドソンと同じプレス型を使用しているみたいです。マガジンフォロアーのスライドストップを押し上げる部分が、実銃のマガジンよりも大型化しているようです。

これは、最終弾発射後に確実にスライドオープンさせるための改良ですね。

マガジンは実銃と同様、最大7発のカートを込められます。ハドソン時代は6発まででしたので、ここもマガジンフォロアーとマガジンSPの見直しが行われている部分です。

取説は変形A3サイズ4つ折りで、タナカの取説らしくブラックと朱赤の2C刷りです。操作方法と分解方法の他に、カートへのキャップ装填方法が詳しく載っているのは新型カートだからと、安全性のためでしょうね。

他にはメンテナンス用の分解方法とパーツ表が載っています。これで直ぐにパーツ注文ができれば良いんですけどね。

次に簡単に分解してみます

分解はマガジンを抜いてチャンバーにカートが無いことを確認してから、フレーム左側のバレルロックピンを押し込みながら反対側のバレルロックレバーを下方に回します。

次にバレルを前方に前進させて上方に抜き出して外し、そのままスライドを前進させて外すと、リコイルSPユニットもフレームから分解できます(バレルごとスライドを前進させて外してから、バレルを抜き出しても分解できます)。

続いてグリップ下方のマイナスネジを外して、グリップを後方に抜き出します。そうするとフレームのグリップ部分に嵌まっているグリップウェイトが外せます。

後はフレーム後部の2本のピンを抜き出せば、ハンマーブロックがユニットごと上方に抜き出せます。通常の分解はここまでで充分でしょう。

ABS製のバレルは約140gで、重量はハドソンのHW製のバレルよりも60g程軽くなっています。耐久性を優先させた結果なので仕方ないですね。

バレルの軽量化を補うために入れられたグリップウェイトで約40gを稼いでいます。

実銃では2重になっているリコイルSPは、通常の1重SPになっています。これは反動の違うモデルガンだから当然の仕様です。このリコイルSPユニットには上下があって、画像のようにガイドブリッジに凸部があるのが上になります。

ハンマーブロックの前方の穴から見えるイモネジがアジャストメント・スクリューで、実銃ではマイナスネジのようです。ネジを時計回りに回すとトリガーの移動距離が短くなって軽くなるようですが、回しすぎるとシアーが落ちなくなるので注意が必要です。

ハンマーの打撃面には耐久性向上のため、スチールのインサートが埋め込まれています。

また、ハンマーダウン時のハンマーポジションがほぼ直角の位置で止まるようになっています。実銃も同じような位置みたいですが、モデルガンの場合はスライド他の樹脂パーツへの耐久性を考えているのでしょう。

スライドストップノッチには、特にノッチ欠け対策は行われていません。肉厚があるので大丈夫だとは思いますが、気になる場合はスライドストップレバーの内側が接するように、スライドストップレバーを加工した方が良いかもしれません。

スライドのブリーチ正面(パーツ名:エキストラクターカバー)は、アサルトライフルに使われているような実銃のボルト形状を上手く再現しています。

実銃同様3つのロッキングブロック(ダミー)の形状や、エキストラクター、エジェクターも多少モデルガン的なアレンジはあるものの、実際の機能と合わせてリアルに再現しています。

実銃ではスライドオープン時に、ボルトの回転をロックさせるスタビライザーには何故かSPが入っています。形状だけのダミーでも良さそうなものですが、恐らく発火したときに静止状態のスライド後退を、アシストする役割のためにSPが入っていると思われます。

ブリーチは樹脂製で、分解は出来ません。前部にある2つのイモネジを外すとエキストラクターやエキストラクターホルダー、エジェクターが分解できます。

ブリーチ後部のファイアリングピン(パーツ名:ストライカー)を押し込むと、ストライカーストップが外せます。

このストライカーストップ上部にあるバリが、発火したときにスライド後部の破損に繋がるという説があるので、バリを落として磨いておくと安心できます。

スライド前部には、金属製のダミーピストンが再現されています。手動で操作したときには見える部分なので、再現されているのは嬉しいですね。

ダミーピストンは実銃同様、バレル前方の下側にあるシリンダーに入るようになっています。当然機能はしませんが形状的にもリアルに再現しています。

実銃ではチャンバー直前のガスポートから、このシリンダーまで発射ガスを導いて、そのガス圧でスライドを後方に動かします。構造は理解しているんですが、バレルのガスポートからシリンダーまでのガスルートをどのような加工方法で作っているのかが、未だに分かりません。

バレルの下面は、元も実銃と似ていない部分です。本来はバレル上面と同じ太さの円形になっているものが、かなり細めに作られていて補強用と思われるリブまで付いています。恐らくコストの問題や整形時のソリなどを考慮してこのような形状になったと思われます。

バレル本体と、バレルソケット、バレルウェイトの3つのパーツで構成されているのも実銃とは異なるところ。中央にあるイモネジはファイアリングピン固定用のネジですが、ステンレス素材で無いのが残念です。

バレルをチャンバー部から覗くと、ダミーのロッキングブロックが入るリセスが再現されています。スライドオープンさせると目立つ部分だけに、キチンと配慮されているのは良いですね。

組み立てのポイント(手順)

組み立ては分解に比べて多少コツがいるので、簡単にポイントを説明します。最初にフレームの金属シャーシ前面にある2つの穴を確認します。

次に上下を確認してから、リコイルSPユニットの2つのSPの先端を、それぞれ金属シャーシの穴にはめ込みます。

その状態でスライドをフレームに入れて、トリガーバーにぶつかる辺りで、一旦止めます。

スライド上部からバレルを入れて、バレルごとスライドを定位置まで後退させてから、フレームのバレルロックレバーを起こしてロックします。この手順で組み立てるのが一番手間がかからないみたいです。

ハドソン製デザート イーグル .50AEとの比較

左:ハドソン製、右:タナカ製

タナカ製デザート イーグル.50AEの元になった、ハドソン製デザート イーグル(1995年最初期生産型 ※一部2008年再販版)と細部の比較をしてみました。

スライド右側刻印は、○に「H」のマークと「DESERT EAGLE .50AE PISTOL」のモデル名と「ISRAEL MILITARY INDUSTRIES LTD. (I.M.I.)」の生産者名とその略称となっていて、Ⓡ刻印以外は実銃と同じです。

ハドソン製の市初期生産モデルの表面は、HW素材そのままで塗装は行われていません(再販版のHWモデルは塗装されていた可能性があります)。

スライド右側刻印は「MAGNUM RESEARCH INC. MINNEAPOLIS MINN.」「MADE IN JAPAN」で、「ISRAEL」が「JAPAN」になっている以外は実銃と同じです。

これが再販モデルになると○にHマークと「HUDSON EAGLE.50AE PISTOL」「HUDSON INDUSTRY CO. LTD(H.M.T)商標に配慮したオリジナル刻印になっています。

右側スライドも「MUGNUM HUNDCANNON. MINNEAPOLIS MINN」「MADE IN JAPAN」とオリジナル刻印になっています。

オリジナル刻印に変わったのは、パーツ自体を生産した時期がベレッタ社の商標裁判の判決が出る前だったと思われます。「MUGNUM」「HUND・・」のスペル違いは論外ですね。ハイスタデリンジャーの[MAGNUM」表記も同じ間違いだったような。

グリップは2分割されたラバー製で、グリップマークは「M.R.I.」になっています。このグリップが当時純正だったHOGUE製をコピーしていたのかは不明です。

再販モデルのグリップは一体型(後部で接着)の樹脂製。グリップマークは「HUDSON」マークになっています。

上:ハドソン製、下:タナカ製

グリップの固定は両社ともネジ止めになっているので、実銃のSPとピンで固定する方式と異なります。見た目的にはハドソン製の方が近いサイズですが、最近はマイナスネジの種類が限られる事が関係しているのでしょう。

左:ハドソン製、右:タナカ製

ファイアリングピン(パーツ名:ストライカー)は形状・色共にハドソン製の方が実銃に近い雰囲気です。タナカ製は発火の汚れやメンテナンスに配慮してアレンジしているようです。

ハンマーのコッキング位置も微妙に異なっています。スパーの形状も異なるので、もしかしたらハンマーは新造なのかもしれません。

左:ハドソン製、右:タナカ製

先に少し触れましたが、タナカ製は起こしたハンマーのスパーに触れないように、フレームのテイル部分の溝が実銃以上に長くなっています(テイル部分の長さも微妙に長いようです)。

形状的にはハドソンの方が実銃に近いと思いますが、発火時にフレームのテイル部に破損が実際多かったようです。その辺りを考慮した上で、タナカが改良したものと思われます。

上:ハドソン製、下:タナカ製(両者ともハンマーはハーフコック位置)

ハンマーブロックの溝はテイル部とは逆にハドソンの方が長く、実銃に近いのがタナカ製。

上:ハドソン製、下:タナカ製(両者ともハンマーはハンマーダウン位置)

ハドソン製がハンマーブロックの形状をアレンジしてまで、ハンマーダウン位置を前方に持って行きたかったのは、恐らく不発対策のためでしょう。

実際はスライドがあるので、ハンマーはここまで前に倒れることはありませんが、ファイアリングピンにより強い力を伝えることはできるはずです。

ハンマーの強い打撃力は、結果としてスライドの破損を招くことにも繋がりますが、当時は確実な発火を優先させていたのでしょうね。

上:SPEER製.50AEダミーカート、下:ハドソン製.50AEカート

カートリッジは真鍮製のCPタイプ。重量は約30gで、タナカ製カートの3倍の重量。サイズはタナカ製と同じで、実物ダミーカートよりもケース部分が約1mm短くなっています。

左:ハドソン製、右:タナカ製

マガジンの外装は全く同じで、唯一異なるのがマガジンフォロアーのマガジンキャッチレバーを押し上げる突起。位置や形状共にハドソンの方が実銃に近く、タナカ製はアレンジされています。

左:ハドソン製、右:タナカ製

ハドソン製のマガジンは装弾数は6発までしか入りません。別売カートが6初売りだったから、それに合わせたのかもしれません。

タナカ製デザートイーグルの内箱(発泡スチロール)
ハドソン製デザートイーグルの内箱(発泡スチロール)

驚いたのがパッケージの内箱で、サイズも内側の段差の形状も同じものでした。同じ加工会社に依頼したか、内箱の型も流用したかのどちらかでしょう。

左:ハドソン製にタナカ製スライドを組み込んだもの。右:その逆で組み込んだもの

試しに四半世紀前に製造された、ハドソン製と、発売されたばかりのタナカ製の主要なパーツを交換して組み立ててみたら、ほぼ問題なく組み上げる事ができました。

主要パーツのサイズが同じと言うことは、タナカ製デザート イーグルはハドソン製の金型を改良して作られたと思っても間違いなさそうです。

最後に(サマリー)

タナカのデザート イーグル.50AEは、かなりの人気らしく初回生産数は最近のモデルガンとしては破格の数だったそうです。

実際本体を手にしてみると、樹脂パーツのマットな仕上げと金属パーツの黒染めの色調が合っていて違和感の無い、素晴らしい仕上がりでした。当然パーティングラインもほぼ消されています。

スライドや各種レバーを操作してみても、変な引っかかりやキシミも無く素直に作動してくれました。

残念ながら現時点で発火は試していませんが、手動で操作した限りは仮想弾や排莢の調子も良く、特にカートの飛びの良さは特筆ものです。

無塗装で、仕上げが悪いイメージのあったハドソン製デザート イーグル.50AEを、ここまで仕上げの良い製品にリメイクしてくれた、タナカに素直に感謝ですね。

タナカにとっては買い取った金型の有効活用なのかもしれませんが、今後のバリエーションにも期待が高まります。最近、コンスタントにモデルガンの新製品を作っているのはタナカだけになっちゃいました。残念ですね。

参考資料

・月刊GUN誌 1993年1月号 (デザート イーグル .50AE by Turk)

・月刊GUN誌 1995年2月号 (デザート イーグル Mk−Ⅶ by JACK)

・月刊GUN誌 2000年1月号 (デザート イーグル .50AE by Y.Akita)

・月刊GUN誌 2003年9月号 (デザート イーグル .50AE by Akira)

・月刊GUN誌 2010年12月号 (デザート イーグル .50AE by Turk)

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