KSC KRISS ベクターSMG レビュー
昨年末に発売になった、KSCのKRISS ベクターSMGをやっと入手しました。
映画のバイオ5等で、既に使われているのでその特異なデザインで認知されている注目トイガンです。
手にして最初に思うのは、その重量感です。ポリマー製ボディとコンパクトなサイズの割にかなり重い。重量は約3500gで実銃のカタログ数値の2500gよりかなり重いものとなっている。
オプションのフォアグリップやサイドレールが付いているにしても、これだけ重量差があるの1本700gもあるロングマガジンによるもと思われます。軽量化したい場合はオプションのショートマガジンにすれば350gは軽くなります。
気になる操作性は、最近の銃では珍しくセフティとセレクターが分かれているところには慣れが必要となりますが、マガジンハウジングを握って使用する限りは親指でセレクターを操作できるので問題は無いはずです。
リアサイトはサイト左側のボタンを押して倒すことができます。起こすときはそのまま起こせるところが実践的です
マガジンキャッチや、ボルトリリースレバーもマガジンハウジング近くに集中しているので、マガジンハウジングを握ったまま指で操作することが出来ます。KSCでは標準装備のフォアグリップを握って操作する場合は、極端に操作しにくくなるので注意が必要です。
コッキングハンドルはバレル上部左側にあって、H&K G3のように、いったん起こして後方に引くタイプです。ボルトの移動距離が短いのにも関わらずGBBとしてはかなり力がいります。
リアサイトと同様フロントサイトも折りたたみ式です。それぞれスクリューで外すことも可能です。
マガジンハウジング部分に一丁ごとに異なるシリアルNOプレートが埋め込まれています。実銃で言えばこの部分がフレーム(銃本体)にあたるということなんですね。
ストックを折りたたんでも発射可能なようにエジェクションポートを避けるデザインになっていますが、セフティとセレクターは左側からしか操作できません
グリップ下部は物入れになっていて、バッテリーとかを収納できます。最近のトイガンはこんなところも再現するのが当たり前になってますね
バレル先端のキャップを外すと、14mm径のネジが切られていますのでサイレンサー等を装着することが可能です。
本体のテイクダウンピンを3本外すとロアーレシーバーを外せます。ロアーレシーバーびあるもう一本を外すと、KRISSベクターのメカの要、ボルトとスライダーを取り出せます。
この部分が、ボルト作動時に発生する振動を緩和する機構(SUPER Vシステム)で、簡単に言うと発射後のボルトの動きを後方から斜め下方に変化させることで、銃口を跳ね上げる方向と逆の向きのベクトルを発生させる作動方式ということになります。
↑発射前のボルトの位置
↑発射後のボルトの位置(ボルトが斜め下に下がっています)
実銃では45ACPの大口径を毎分1200発の高回転で発射するために、このような反動緩和システムを考案したということですが、実射記事を見る限りは概ね反動軽減に効果があるようです。
GBBでは反動緩和の効果云々よりも、メカ的に再現してくれたことが嬉しいですね。
実射性能は、ボルトのコッキングに力がいるだけあって、必ずしも燃費が良いわけではなさそうですが、マガジンを暖めればかなり調子よく作動します。回転数もかなり速いので、もう少し暖かくなる都下なり期待できそうです
試射動画
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