ウェスタンアームズマグナ GBB 実射動画 Part 1

ウェスタンアームズ製のマグナＧＢＢ３機種（ＳＶインフィニティ烈風、ＣＯＬＴＳＵＰＥＲ．３８、ベレッタＭ８０４５クーガＦ）の実射動画をご紹介します。

発売時期はバラバラですが、何れも昨年から今年に掛けて中古で入手したものです。入手後パーツを交換したりメンテをしたので、今回作動確認の意味もあって、まとめて撃ってみました。

（１）ＳＶインフィニティ烈風
（主な仕様：ＳＣＷ３、固定ＨＯＰ、ノッチ対策有、プラリップマガジン装弾数３３発）

２００９年頃に発売された「ＳＶインフィニティ烈風」は旧ＧＵＮ誌のレポーターであるターク・高野氏が２００４年１月号でレポートした氏のオリジナルカスタムをモデルとしています。スライドの形状や仕上げが異なるものの、イメージ的には良い感じに仕上がっています。

今回の実射に使用した個体は外観は綺麗な状態でしたが、かなり使用されていたようでローディングノズル、マガジンリップ、グリップなどを交換してあります。ノッチ対策後の製品ですが、未だにノッチ欠けの気配が無いのも特筆すべきですね。

実射性能は、マグナと気化効率の良いダブルカラムマガジンとの組み合わせなので、反動も強くスライドの動きもシャープです。１マガジン３３発を速射で撃ち切っても問題無くホールドオープンします。

集光フロントサイトが見やすい事もあって、５ｍでの集弾性はほぼ３ｃｍ程度にまとまりました。

▼▼ ＳＶインフィニティ烈風の実射動画はこちら ▼▼

（２）ＣＯＬＴＳＵＰＥＲ．３８
（主な仕様：ＳＣＷ３、固定ＨＯＰ、ノッチ対策有、プラリップマガジン装弾数２１発）

２０１５年に発売された「ＣＯＬＴＳＵＰＥＲ．３８」は１９５１年製の戦後初期コマーシャルモデルをモデルアップしたもので、使用弾薬が．３８ＳＵＰＥＲになっている以外は４５ＡＣＰ仕様のガバメントモデルと同じです。

益々少数生産化に拍車がかかった最近のＷＡのモデルらしく、スライド側面の平面仕上げ等は素晴らしく実銃の戦後初期モデルのクオリティを彷彿させる出来映えです。ホールドオープン時に見えるバレルの縊れは．３８ＳＵＰＥＲ仕様（９ｍｍもそうですが）のガバメントならではの特徴です。

所持モデルは、ほとんど使用していなかったようで内部の作動痕もほとんど無い個体でした。シングルカラムマガジンの割にはスライドのブローバック速度も速く、１マガジン２１発を問題無く撃ち切ることが可能です。

５ｍからの集弾性は、途中でサイトを見失う失態がありましたが、前半だけなら４ｃｍ程度にまとまっていました。

▼▼ ＣＯＬＴＳＵＰＥＲ．３８の実射動画はこちら ▼▼

（３）ベレッタＭ８０４５クーガーＦ
（主な仕様：ＳＣＷ、固定ＨＯＰ、ノッチ対策無、プラリップマガジン装弾数２６発）

ベレッタクーガーＦはＭ９２Ｆが大口径弾への対応やコンパクト化が難しいことから、１９９５年に開発された閉鎖機構にローティング・バレル方式を採用したオートマチックピストルで、９ｍｍ口径の他に３５７ＳＩＧや４０Ｓ＆Ｗ、４５ＡＣＰ仕様モデルが生産されました。

トイガン同様実銃でも人気が低迷し、後継のＰＸ４の生産が始まった２００５年に生産終了となっています。４５ＡＣＰ仕様モデルがＭ８０４５で、大柄なグリップなのに装弾数が８発と少なめなのは少々疑問です。

所持モデルはカーボンブラック仕様でも「ビンテージエディションモデル」なのとフレームの商標に関する刻印が無くなっている事で、割と最近のモデルと推測しています。

内部の作動痕もほとんど無いので、ほぼ未使用に近い個体だったと思われます。実射してみると、内部にバッファーが組み込まれているので反動の衝撃は吸収されているようですが、反動そのものは重くスライドスピードも速いので撃ちごたえがあります。

気になるのはトリガーのレットオフとリセットまでのトリガー移動の距離が長く、連射し難い感じです。結果的にシングルアクション時のトリガーの遊びも大きくなっています。

５ｍからの集弾性を見ると４ｃｍ程度にまとまっているので、普通にポテンシャルは高そうです。

▼▼ ベレッタＭ８０４５クーガーＦの実射動画はこちら ▼▼

最期に

久々にＷＡのマグナを撃ってみましたが、完成されたメカとＨＷスライドによる反動は病み付きになりますね。固定ＨＯＰになってから集弾性も良くなっているのも体感できました。
今回のに味を味をしめて、仕舞い込んであるＷＡのマグナを引っ張り出す事を検討中です。

今回紹介した３機種の実射環境は以下の通り
実射環境：室内（室温２１℃）、フロン１３４ａ、東京マルイ０．２ｇＢＢ弾使用
集弾性チェック：距離５ｍ、東京マルイ０．２５ｇＢＢ弾使用、ターゲットサイズ＝直径１３ｃｍ（黒円部分７ｃｍ）