三沢基地航空祭2013に行ってきましたw
9月15日に開催された、青森県三沢基地の航空祭に行ってきました。
朝7時30分のゲートオープン時に合わせて行きましたが、既に人でいっぱい。ゲートから会場の空港までは約3km。想像していたより広くて驚きました。
ゲートに入って直ぐにあるアメリカ軍第35戦闘航空団(35th Fighter Wing)のモニュメント。三沢基地の主が誰かを明瞭に物語っています。
米軍施設施設の傍らには、廃線になった線路が残っていますが、直ぐに撤去が必要ないぐらい敷地が広い。完全なアメリカ仕様です。日本の一地方に来たつもりが、いきなり海外に来た感じです。
実機を使ったモニュメント。手前が35戦闘航空団が使用するF16。後方が航空自衛隊第3航空団が使用していた国産F1支援戦闘機。1/144スケールのプラモを実物大にしたような感じで。この馬鹿馬鹿しいまでのスケールの大きさは、まさにアメリカです。
基地内に入るので一応荷物チェックもありますが、対応は自衛隊員なので極めてフレンドリーです。既に混雑していますが、手際良くチェックしているので見かけよりもスムーズです。さすが自衛隊です。
荷物検査が終わると、やっとの事で空港内へ。ここまでで約50分。空港内の表示も英語。迂回して来たとはいえ基地内が広すぎます。
航空祭の目玉、ブルーインパルスのT4練習機。6機編隊+予備1機が駐機していました。残念ながら当日は天候が悪く曲技飛行は中止。パイロット搭乗〜地上タキシングのみとなったのは残念。
それでも前日の練習風景が見られたので、全くの無駄脚にならなかったのは救いでしたが、練習が本番をぜひ見たくなるほどの迫力でしたのでやっぱり残念。
カラースモークは、近隣の洗濯物新納が付くなどの苦情があったとかで現在は禁止らしく、白色のスモークだけでしたが見事ですね。ビデオで見るのと迫力が違いすぎてマジ格好良かったです。
通常塗装のT4はブルーインパルスカラーを見た後では地味すぎます。半面、練習機なのに軍用機らしい迫力が出てくるから不思議。カラーリングって重要ですね。
機動飛行と地上展示で大きなウエイトを占めているのは、三沢基地第三航空団のF2支援戦闘機。F16を三菱が改良した戦闘攻撃機ですが、海上用迷彩塗装と大型増槽が妙に似合っています。さすがに対艦ミサイルは装備していませんでしたが,充分迫力がありました。
コックピットの公開や、小学生限定の翼上ウォーキングといったイベントもやっていました。自分もF2の翼の上歩いて見たかったですね、羨ましい。
千歳基地の第二航空団所属のF15J戦闘機。天候悪化により千歳から機動飛行用の機体が来られなくなり,飛行が見られなかったのが残念。
アメリカ第35戦闘航空団のF16戦闘機。アメリカ軍の迷彩は視認性の低さが分かりやすくて、凄みがありますね。今回は予算縮小によりアメリカ機の参加は他にC3ぐらいに留まり、かなり寂しい感じ。昨年のようにF22ラプターを展示して欲しかったんですけどね。予算以外にも政治的配慮とかあったのかもしれません。
第601飛行隊のE2C早期警戒機。元々空母艦載機なので翼を折りたたんで駐機しているところが壮観。機動飛行もやっていましたが、ターボプロプエンジンの音量はジェットよりも凄いですね。
百里基地の第501飛行隊のRF4E偵察機。迷彩塗装とキツツキの部隊マークが異彩を放っています。F4ファントムの形は今も好きですね。この機体も老巧化に伴い退役が迫っているのが寂しいですね。
陸上自衛隊からはOH−1、AH−1Sコブラ、UH−1が参加していました。折角再調達がきまったんですから、ここは奮発してAH−64Dアパッチが見たかったですね。
AH−1Sの武装ポッド。ハイドラ70ロケット弾とTOWミサイルの発射機がメカメカしくって迫力です。
海上自衛隊からはSH60JヘリコプターとP3Cが来ていました。航空機だけとなると海自はチョット地味ですね。
陸上装備は三沢基地第6高射群の長・中・短距離用防衛機材のパトリオット誘導ミサイル、81式短距離誘導弾(短SAM)、20mm対空機関砲VADSが展示されていました。特に20mmVADSはF2の地上攻撃模擬時に空砲射撃があり、その連続した発射音と薬莢の排出速度は驚愕です。まさにバルカン砲ですね。
携帯地対空誘導弾などは、他の基地であった市民団体の抗議もあって自粛ということらしい。残念なことですね。
他にもおなじみの軽装甲機動車や、救難捜索機、C1輸送機等も展示されていて、初めてだと何を優先してみれば良いか悩みまくりました。屋外のしかも空が海上になるイベントなので、次回は晴れたときに見に行きたいですね。
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