VFC MP5K GBB用 PDW
コンバージョンキット 組み込み
VFC MP5K PDWの発売に合わせて、前モデルMP5K用のPDWコンバージョンキットが発売されましたので、手持ちのMP5Kに組み込んでみました。合わせて最近調子を落としていたMP5Kの調整も行いました。
VFC MP5K GBB用PDW コンバージョンキットの組み込み
パッケージは黒地に赤文字のVFCロゴが入ったシンプルなモノ。この手のコンバージョンキットは無地ダンボールの物が多いので,パッケージに気を遣っている姿勢は良いですね。箱のツブレは輸入物だから仕様がないと諦めましょう。
コンバージョンキットと言っても内容はPDW用のマズルとバレル(2ピース構造です)と、フォールディングストックセットの3点です。バレルとマズルの仕上げが違うのは気になりますね。マズル部分にはサイレンサー取付用のネジ(逆ネジ)が付いています。
H&Kの商標を取っているので,フォールディングストックにあるH&Kのロゴが良いですね。このぐらい大きなロゴだとやっぱり気になります。
実際の取付作業は、純正パーツなのでMP5Kのアウターバレルを交換して、バットキャップをフォールディングストックと交換するだけです。
フォールディングストックは見かけとは異なり、重量がなんと約820gもあります。MP5Kのバットキャップが60g程度だから、MP5Kよりも800g近く重くなることになりますえ。樹脂製ストックの軽いイメージがあっただけに、ちょっと驚きでした。実銃のストックもこんなモノなんでしょうか?
VFC MP5Kバレル部分の分解
(1) 最初にバレルの交換です。バレルを外すためには、最初に分解用ピンを抜いてフォアストックを外します。
(2) 次にフロントサイトキャップのロックを押し込んで外してから、内部のネジを大きめのマイナスドライバーで外します。次に六角レンチで、本体フレームのチャンバー部左右にあるイモネジを外します。
(3) 本体フレームのイモネジを左右とも外したら、フロントサイト部ごとバレルを前方に引き抜きます。
(4) フロントサイトのスイベルリングを捻って外すと、バレルとフロントサイト部が分解できます。
(5)バレル基部のイモネジを外すとアウターバレルとインナーバレルに分解できます。この後はMP5Kのバレルの代わりにコンバージョンキットのバレル(マズル部は外して)を使い、逆の手順で組みあげていきます。
組あげの注意点としては(4)〜(2)と組み上げる際に、バレルとフロントサイトは通すだけにしてスイベルリングをねじ込むのは一番最後にします。スイベルリングをねじ込んだ後にマズル部をねじ込んで,スイベルリングを平行な位置で固定します。
マズルは逆ねじでねじ込みますが、マズル先端のサプレッサー用のネジの使用や、画像のようにNAVY用フラッシュハイダーの取り付を考えて、ネジロック(低強度)を使って固定します。
最後にフォアエンドを戻して、バレル部分の交換は終了です。
フォールディングストックの取付はフレーム後部の2本の分解ピンを外してバットキャップを取り外し、代わりにフォールディングストック基部をフレームに嵌め込んで、分解ピンで固定すれば終了です。
完成した MP5K PDW
ストックと若干延長したバレルだけで、MP5Kと全く印象が変わりますね。防御用から攻撃用に変わったというのは言い過ぎですかね。個人的にはMP5Kには2連ショートマガジン、PDWには30連マガジンが似合うと思っているので、このシルエットが一番好きですね。
以前からMP5Kを入手した時に、後からバリエでPDWが出たらどうしようかと思っていましたが、この手のコンバージョンキットを出して貰えるのは有り難いですね。結果としては割高にはなりますが、元にも戻せますからね。MP5シリーズはシリーズが多いので、VFCのようにストックやグリップ等のパーツを別売してくれると、個人でいろんな組み合わせが楽しめますね。
MP5K PDWの作動調整
コンバージョンキットを組み込む前から、MP5Kには以前は見られなかった(1)BB弾装弾不良(2)ブローバックの作動の弱まり(3)チャンバーの弾詰まりの症状が出ていたので、その辺りをパーツ交換・調整してみました。
(左:オリジナル フィーディングランプ、右:CRUSADER製フィーディングランプ)
(2)の装弾不良対策として、以前からオリジナルのフィーディングランプをダブルフィーディング用に加工していまいしたが、マガジンのガタを無くすためにCRUSADER製の強化フィーディングランプに交換しました。
強化フィーディングランプは樹脂製で弾力があり、マガジンのガイドが付いているためマガジンのガタがほぼなくなります。反面マガジンの装着に力が要るようになりますが、MP5らしくチャージングハンドルをコックしてマガジンを挿入すれば問題ありません。
(上:AzimuthAzimuth製 ローディングノズルに交換後のボルト、下:破損したAngryGun製ローディングノズル)
所有のMP5KはローディングノズルをAngryGun製の強化パーツに変えていましたが、多発した装弾不良によってノズルの顎の部分(赤円部分)が大きく変形していました。
BB弾がフィーディングランプに引っかかってノズルの顎部分の方向がズレてマガジンリップ部にぶつかるのが原因のようです。今回は手持ちにAzimuth製ポリカーボネートノズルがあったのでノズルごと交換しました。
結果としてフィーディングランプとローディングノズルのパーツ交換によって(1)の装弾不良は無事解決。(2)のブローバックの作動不良も、ローディングノズルの交換で解消しました。どうもAngryGun製強化ノズルとの相性が悪かったのが原因のようです。
(3)の弾詰まりについては、HOPが強過ぎになっていたことが原因であることが判明。HOPを弱めることで無事解決。
購入してからHOP調整ネジを弄ったことがなかったのが、初歩的な問題に気づかなかった要因ですね。疑問なのは「何時から」「どうしてHOPが強くなっていたか」ですが、自然に調整ネジが動いたとも考えられないので、当面は謎のままですw
ともあれ,簡単なパーツ交換で調整らしい調整もなく(リコイルSPは購入直後に弱めのモノと交換済み)無事復活。手間暇掛けてPDWにした甲斐がありました。
VFC MP5K PDWの実射動画はこちら
コメントを投稿するにはログインしてください。