2016静岡ホビーショーの東京マルイ新製品
(KSG 、M40A5)他を見てきました!
5月12日(木)から開催された「第55回静岡ホビーショー」を昨年に続いて見に行ってきました。最終日5月15日に行ったんですが、相変わらずの凄い賑わいでした。
会場の「ツインメッセ 静岡」に来るのも今回で3度目。地元の来場者が追いのは相変わらずですが、今年は海外の旅行者の方が目に付きました。
今回のお目当ては、やっぱり東京マルイのブース。恒例の新製品発表を中心に紹介します。
会場中央のメインに展示されていたのがブルパップ・ガスショットガン 「KSG」世界初モデルアップと事前に言っていたのはこのモデル。
実銃は2011年にアメリカのケル・テック社が発表したショットガンで、ポリマーの多用と複列式のマガジン、ブルパップ方式が特徴のポンプ式ショットガンです。
個人的には好きなショットガンだったので、トイガン化されるのを期待していましたが「石橋を叩いても渡らない」東京マルイがモデルアップしたのは正直意外でした。
ユニークな形状であるのはともかく、軍用として大々的に採用されているわけでも詰め緯度が高いわけでも無く、実銃の評価が定まっていないモデルをよくぞ作ってくれました。マルイ的には大冒険ですね。
基本構造はM870で完成したマガジン型シェルを使ったポンプアクション式ショットガンなので、充分プルーフされたメカなので作動性は問題無さそう。再現された複列マガジンは片側が発射用、もう片方が予備シェル入れとなるようです。
ガスタンクはバットプレートを外して内蔵しますが、タンクは「KSG」オリジナルで「M870」のものは流用できないとのこと。
実際に手に取れるモデルが持ち込まれていたので、会場発表通り今夏(おそらく8月)には発売されると思われます。気になる価格はM870より若干高めとのことなので、40,000円を切るあたりかな。
次の新製品がボルトアクション・コッキング式エアガン「M40A5」です。海外メーカーが既に発売しているモデルですが、国内メーカーでは初ですね。従来のボルトアクション・コッキング式エアガン野構造を見直した完全新規設計なのだそうです。
それがよく分かるのがボルト周りで、ボルトのストロークは68mmとVSRよりも遙かに短いショートアクションになっています。また従来モデルには無かった、ボルトオープン時にボルトハンドルが起き上がったまま固定されるようになったり、コッキングインジケーターも実銃道理の位置に装備されています。
こちらも実際に触れる試作モデルが展示されていたので、予定通り今夏の発売になりそうです(「KSG」の後っぽい感じでした)。
ちなみに手に取ると想像していたよりも軽く4kg程とのこと。サイズの割に取り回しは良さそうです。マクミラン・タイプのストックはブラックとオリーブドラブの2色を同時発売する予定だそうです。
価格的にはL96よりも高めになりそうとのことなので3万円台半ばぐらいかな。バイポッドやスコープなどは当然別売。ナイトビジョン用のマウントは標準装備されるそうです。
メインコーナーに展示されていた最後の新製品は「CQBR」GBB。
「M4A1 MWS」GBBのバリエモデルなので、他の2モデルに比べ扱いが低いイメージでしたが、10.3インチショートバレル以外にクレーンストックやKACタイプのハイダー装備等、細かく手を入れている感じです。
発売は秋頃なので、先の2モデルの後ぐらいってことでしょうね。相変わらず真夏にGBBの新製品をぶつける気が無いのが面白いところです。
メインの3モデル以外にも色々新製品が展示されてました。まず最初が「グロック22」GBB。「グロック17」の口径を9mmから.40S&Wに変更した口径違い(GBBでは単なる刻印違いですが)モデルです。実銃に合わせて新型.40S&W用マガジンを新規に作ったようです。
何故今更「グロック22」を開発したのか不明ですが、できればGen4フレーム化して欲しかったですね。近日発売とのことです。
サムライエッジ スタンダード HGの通常版パッケージモデルも展示したありました。
エアガン体はそのままにタイアップ期間が過ぎても使用できるように「バイオハザード0」のロゴや列車の背景、主人公のレベッカ・チェンバーズがいなくなりました。
新パッケージはバイオハザードの文字と洋館事件を彷彿させる背景、「S.T.A.R.S.」のエンブレムのもののようです。価格は限定パッケージ版と変わらない19,800円とのことでした。こちらも近日発売です。
つぎは昨年から試作モデルが登場している「ヘッケラー&コック HK45 タクティカル」で、こちらは秋に発売予定のようです。TANカラーフレームにサプレッサー用バレル&専用サプレッサー、タクティカルリアサイトが付く仕様のようです。
サプレッサーのデザインは固まっていないようで、軽量なサイレンサーを試作中なんだそうです、価格は未定。
先のグロックにしてもヘッケラー&コックにしても名称使用は問題無くなったんですかね。実銃が無い日本では商標権の侵害にはなりにくいはずですけど、何らかの認可はしているんでしょうね。
TANカラーフレーム繫がりの「MP7A1」コンパクト電動ガンも近日発売予定のようで、GBBに次いでコンパクト電動ガンにもカラーバリエが追加されるんですね。
巷ではTANカラーってそんなに人気があるんですかね。イメージが大きく変わって見えるのは確かですけど。
新製品の中で最も発売が早そうなのが、「AA−12」用の電動ドラムマガジンですね。量的にも充分な量を用意してもうすぐの出荷だそうです。
実際にBB弾3,000発入りのマガジンを持たせて貰ったら、かなりの重量がありました。通常マガジンの90発を4秒で撃ち切るそうですから、3,000発だと2分ちょっとで撃ち尽くす計算です。超楽しそうですね。
2〜3年前からモックアップ状態の「H&K USP」は今回も進捗無しの模様。タナカが生産中止しているから9mm版なら多少は分かりますが、今更感がどんどん強くなります。思い切って没にして「P30」か「VP9」にしてくれないですかね。
個人的にはH&Kだったら「P9S」か「P7」が欲しいんですが、「KSG」以上にマルイっぽく無いので、可能性ゼロですね。
東京マルイの新製品は、一昨年の「M4A1 MWS GBB」や昨年の「AA−12」ほどのインパクトはありませんでしたが、手堅くラインナップを充実させた感じです。個人的にはマルイが冒険した「KSG」に惹かれました。
次にマルイブース以外で見つけたものを紹介します
ハイテクマルチプレックスジャパンのブースにあったクリスタルガンです。単三電池を使った10才以上用の電動ガンのようですが、使用する弾がBB弾では無く直系10mmのジェル状のクリスタル弾というもの。
乾燥したクリスタル弾を水に3時間浸けるとジェル状になるそうですが、これで飛距離20mあるんだそうです。本体も4,000円からなので試して遊ぶには手頃ですね。
次にホビーショー会場やタミヤ本社で見かけたミリタリービークルの簡単な紹介です
▲ 会場正面にあった「96式装輪装甲車」御殿場の第1機甲教育隊所属の車両でした。
▲ モデラーズ クラブ合同作品展会場にあったお馴染み自作「ヴィーゼル2」。今回は内部も見られるようにハッチを開放して展示してありました。
▲ ホビーショー展示場間通路にあった 「シュタイヤー1500A」
▲ 同じく「キューベルワーゲン」
▲同じく「ランドローバー ウルフ ウィミック」
▲ タミヤ本社正面にあった「フェレット装甲車」個人所有の車両で、このまま公道を走れるというのは驚きです。
最後に本当の番外です
静岡駅近くにある紺屋町商店街にある「おもちゃ天国 赤春堂」にも初めて立ち寄ってみました。
昔から気になっていたおもちゃ屋さんでしたが、中に入ってびっくり。間口に比べ奥行きがある店内の1/3ぐらいのスペースがトイガンのコーナーで、エアガン以外にモデルガンの品揃えも充実していました。
品揃えの量だけでは無くTOPのMP40やマルシンの初期ABSハイパワーのデラックスタイプが3種類もあったりして、無数の掘り出し物があるのに興奮しました。
今回のホビーショーはマルイの新製品が充実していたのと、各プラモデルメーカーの新製品(個人的にはタミヤ1/16 電動RCタンク 4号ラングに惹かれましたが)が盛りだくさんで充分楽しめました。唯一残念だったのが、田宮本社のアウトレットセールがなかったことです。これは次回に期待ですね。
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