2018版 香港旺角トイガンストリート探訪記

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香港でトイガンショップが集まっている地域は香港MTR(地下鉄)の旺角(モンコック)駅と油麻地(ユマティー)駅の中間ぐらいにあります。

旺角自体は女人街や男人街で有名なのでご存じの方も多いと思いますが、信和中心に代表されるホビー・サブカルチャーの街と言われてきました。

最近は本省化と日本製ホビー商品が蔓延して以前ほどの怪しい魅力が乏しくなり、トイガンショップ自体も減少気味です。

今回訪れた個人的に旺角トイガンストリートと呼んでいるエリアを中心に、香港のトイガンショップを紹介していきます。

旺角(モンコック)周辺のトイガンショップ

MTR(地下鉄)旺角駅から南に徒歩7〜8分ほどの廣華街周辺にざっと数えて10店舗以上のトイガン・ミリタリーショップがあります。古くはプラモデルやラジコンショップの店が中心だったようですが、香港のトイガンブームに合わせて、トイガンショップが増えてきたようです。

旺角駅から「Nathan Rd」を南に進み信和中心を過ぎた次の通り「Dundas St」沿いにある仁安大廈というビル内とその周辺にトイガンショップが集中しています。以前に比べてトイガンショップは少なくなっていますが、それでもミリタリーショップを含めて多くのショップがあります。

入り口近くにある「基地」という名前のサープラスショップ。この店は6年前に初めて来たときからありました。入口側にあった「Classic Army」の直営店や、右隣にあった「MMC 現代模型公司」というプラモとエアガン専門店は、別のショップに変わっています。

雰囲気的には上野のアメ横のような小さいショップがごちゃごちゃと入っている感じです。大半のショップは電動ガンがメインで、それぞれのショップでカスタムパーツを組み込んでもらって購入するのが主流のようです。

仁安大廈から外に出て、隣の「Kwong War St」沿いにある「銃工房 DEN TRINITY SHOP」も古くからあるショップで、ネットショップは日本からでも購入が可能です。

店内は日本製エアガンを始め海外製トイガンやカスタムパーツが豊富に揃っています。日本では見かけなくなった「SD(Shooters Design)」の古めのメタルパーツ(在庫品?)が目を引きました。

このショップの特徴は日本製モデルガンを取り扱っていること。新品・中古ともに日本では見られなくなったモデルが販売されていましたが、持ち帰るのが面倒なのと価格がASKになっていたので残念ながらスルーです。

DEN TRINITY SHOPのHPはこちら→  http://www.dentrinityshop.com/pr_list.jsp?cid=COA&bid=COK

「Kwong War St」沿いにある「Tokyo Model Company」も日本製トイガンや海外製GBBを多く扱っているショップです。

このショップのネットショップも日本から購入する事は可能ですが、円安の昨今は個人輸入するメリットは少ないですね。

Tokyo Model CompanyのHPはこちら→ https://www.tokyo-model.com.hk/shop/

他にも「Kwong War St」周辺には大小ショップがひしめいています。ショップの出店・撤退も活発で、仁安大廈から撤退した「Classic Army」の直営店を「Kwong War st.」の北側の外れで発見しました。探し回ると、もっといろいろなショップが見つかるかもしれません。

「Nathan Rd」から「Dundas St」に入ってすぐ右側にある、H&Mとスタバが入っている「家樂坊」という高層ビルの18階に大型タクティカルギアショップの「Supreme Co.」があります。

ビル内はオフィスビル風の作りでショップがあるようには見えません。エレベーターホールから右手に行くと、小綺麗なショップ入り口が見つかります。先の仁安大廈ビルとは全然違う雰囲気です。

「Supreme Co.」は海外ブランドを多数扱っていて、保証を別にすれば日本国内正規品よりも安いのが魅力です。

一般的なタクティカルライトの他にも「SUREFIRE」「STEREAMELIGHT」「INFORCE」等のウェポンライトが充実しています。

「Aimpoint」も本体&アクセサリーが豊富に揃っています。日本国内の正規品が高いので本体、アクセサリー共に半額程の価格です。

しかも消費税がつかないので、円安の今でもかなりの割安感があります。一応2年保証で、店に持ってくれば修理してもらえるそうです。アメリカ国内では輸出規制があるはずなので、狙い目ですね。

実銃用ホルスターは「SAFARILAND」「BIANCHI」「BLACKHAWK」などを扱っています。とくに「SAFARILAND」の品揃えが豊富です。価格はの本国内よりも2割ぐらい安い感じです。

「MISTERY RANCH」のバックパックの品揃えも豊富で、日本国内価格の半額程度と言われています。

ナイフ関係も充実していて、昔話題になった「STRIDER」や「BENCHMADE」等が目につきました。相変わらず「STRIDER」のナイフはとんでもない価格がついていたのにはビックリです。

このショップは英語の通じる店員さんがいるし、親切に説明もしてくれるので、購入しやすいショップです。香港に来たら必ず寄りたいショップの一つです。クレジットカードも使えますが「AMEX」は使えないので注意が必要です。

HPに表示はありませんが「Aimpoint」「SUREFIRE」「SAFARILAND」の正規代理店だったと思います。また、最近HPから購入もできるようになったみたいです。

「Supreme Co.」のHPはこちら→ https://shop.supremeco.com.hk

湾仔(ワンチャイ)周辺のトイガンショップ

MTR 湾仔駅A3出口から、徒歩7〜8分のところにあるのが「HYPERHOBBY」。日本でもネットショップで知名度のある「UN COMPANY」が移転して2017年にできたショップです。

旧「UN COMPANY」店舗の向かい側ビルの2階にオープンしました。

この危なそうな階段を上っていきます。昔の香港ぽい猥雑な感じが残っていて、最初は勇気が入ります。

ショップの入り口を見ると一安心。外から店内が見えないので、ここでも躊躇しちゃいますね。

店内はブルーのライトがアクセントになった洒落た感じで、ビルの古さと怪しさを感じさせない作りになっています。店頭の商品はそれほど多くなく、アクセサリーの種類も少なめ。「UN COMPANY」との関係を聞いたら、経営者が変わったようなことを言ってました。

想像するにグループ内企業みたいな関係なんでしょうね。そういえば元々「UN COMPANY」自体がネットショップ中心の展開だったので店頭商品は少なめでした。アルバイトらしい面白い兄ちゃん達がいなくなって高級ショップぽくなったのはは少し残念です。近くに行ったら寄ってみるぐらいのショップです。

「UN COMPANY」のHPはこちら→https://www.uncompany.com/pageaboutus.asp

中環(セントラル)周辺のトイガンショップ

MTR中環駅を出て、ビルの合間に張り巡らされた歩道橋を「恒生銀行」方面に向かって歩きヒルサイドエスカレーター(中環至半山自動扶梯)に乗って山側へ進みます。「Stanley St」付近でエスカレーターを降りたら「Stanley St」を山側に向かって左方向に進みます。

エスカレーターを降りて3分程で、右手にオフィスビル風の「World Trust Tower」が見えます。そのビルの2階に目指す「BANGBANG AIRSOFT」があります。

店内は小綺麗な今風のトイガンショップで、メインはASG等の海外製電動ガン。システマ製品も取り扱っていたようですが、このショップも例外なくカスタム加工したものがメインのようです。

そのためカスタムパーツも多く、M4系のグリップやストック、レイルを始めハンドガンのメタルスライドなども豊富でした。価格的には日本と大差ない感じだったのが残念でした。

気になったのが「MAGPUL 」製のグリップやストックが豊富に揃っていたこと。価格的にはコピー品だとは思いますが作りも悪くなく、グリップのテクスチャーは最新のタイプでロゴマークはまさしく「MAGPUL」のものでした。

こちらも、近くに行く用事があれば寄ってみるショップという感じですけど、中環と言う立地的には貴重かも。

「BANGBANG AIRSOFT」のHPはこちら→ http://www.bangbang.com.hk

今回の香港旅行で立ち寄れたのは、以上のショップです。香港もエアガンブームが一段落した印象がありましたが、新しいショップも見つかったりするので実際のところは分かりません。

台湾メーカーが次々に新製品を出していますが、モデルアップする銃器がマイナーなものに移っているのを見る限りは、ピークを過ぎた気がします。

海外からエアガン本体を日本国内に持ち込むためには初速証明やら何やらが必要なため、通関が面倒弐なるのを嫌って購入はしませんでしたが、割安感のあるものは多いので本体以外のアクセサリーパーツを購入するのはありですね。

本記事を参考にしてエアガン本体等を購入されたい方は自己責任でお願いします。ネットショップからの個人輸入も同様にお願いします。