第58回全国模型ホビーショーの東京マルイ新製品・他 を見てきました!
9月28日(金)から30日(日)まで開催の「第58回全国模型ホビーショー」の一般公開初日に行ってきました。午前中の入場でしたが、雨なのに相変わらずの混雑でした。
例によって東京マルイブースを中心のレポートですけれど、今回は国産プラモデル誕生60周年ということもあって記念イベントや、気になるプラモにも若干触れてみます。
まず最初は東京マルイのブースから
最初は恒例の東京マルイブース。メイン看板は昨年からの使い回しのようです。何故か入口側に向いていないので、近くに行くまで看板に気づきませんでした。
メインステージに展示してあった新製品は、次世代電動ガン「Mk18 Mod.1」と電動ハンドガン「HK45」でした。
東京マルイのHPでチラ見せしていたので、あまり驚きが無かったですね。昨年は「AK47」でしたが、「全日本模型ホビーショー」は次世代電動ガンの新製品発表の場になったのかもしれません。
次世代電動ガンの「Mk18 Mod.1」については今更感もありますが、次世代電動ガンのラインアップに欠けている、ベーシックな現用M4A1モデルという位置づけなんですかね。その意味では、やはりコルト刻印というのは大きい気がします。
久しぶりに次世代電動ガンを撃たせてもらいましたが、昔のものよりも作動の切れが良くなっているような気がしました。基本メカは変わらないものの細かい改良はなされているようです。
電動ハンドガンの「HK45」は、通常のセミオートの他にフルオートが使える事に驚きました。
GBBを中心にしたハンドガンのカテゴリーというよりも、電動ガンの超コンパクト版と考えた方が良いみたいです。模型としてのリアルさとは別の次元にあるトイガンですね。
個人的に大注目なのは、こちらの「Lightning Hawk」と命名された「バイオハザード RE:2」タイアップモデルのデザートイーグル。20年前に発売された初代デザートイーグル(バイオハザード2モデル)のインパクトを彷彿させてくれます。
ゲーム内の設定に準じて6インチスライドと10インチスライドのコンパーチブルになっているのが魅力です。初代のデザートイーグル(バイオハザード2モデル)も別売ではなく、最初からこのようになっていて欲しかったですね。
ケースもゲームの設定どおり木製で作られるとのことです。
てっきりメッキ仕上げかと思ったら、これで塗装仕上げとの事。最近の塗料の進歩は恐ろしいですね。
発売は「バイオハザード RE:2」の発売よりも若干後になるそうです。傍らに置きながら「バイオハザード RE:2」をやりたいですね。後は価格が妥当なレベルで収まることを期待します。
10月下旬に発売が決まった「グロック19」も展示してありました。スライドとフレームにグロックマークがくっきり入っているのは既存の海外製品にはないメリットですね。
国内販売に限ってはグロックの商標を侵害することにはならないという見解のようです。ブローバックの反動も強く、期待の一丁です。
発表後、相変わらずモックアップ状態のままだった「V10 ウルトラコンパクト」当面製品化は無さそうですね。「H&K USP」のように長い間塩漬けにならないことを期待します。
「M40A5」のカラーバリエーションモデル「M40A5 FDA(フラット ダーク アース)Stock」モデルも年内発売予定です。東京マルイの年末発売製品は気温を考慮しているみたいで、エアをパワーソースにするものが多いですね。
既に発売中の「MTR 16」も展示されていました。マルイ オリジナルデザインといっても、実銃カスタムに比べて遜色がないですね。16インチレイルも軽量細身で取り回しやすいのが魅力です。
別売の20連ショートマガジンが、何気に魅力的です。
こちらも発売中の「P90 ver.LLENN」 ラノベ(アニメ)タイアップ製品ですけど、一時はやった海外製エアガンのピンク色よりも落ち着いた色目に惹かれます(シャアザクの色?)。
マガジン&ローダーまでピンクなのが魅力的。本体にマガジン2本セットなのは良いですけど、別売マガジンが無いのがちょっと残念な気がします。
興味深かったのが東京マルイ社内で作られた、オリジナルデザインの試作品の展示。個々の解説はありませんでしたが、SF作品のプロップモデルになりそうです。
個人的にはブルパップタイプのライフルガキに入りましたけど、最近はオリジナルモデルに対する抵抗感も減っているようなので、この手のモデルが製品化されても驚かないですね。
11月半ばには、恒例になった「東京マルイフェスティバル」が予定されています。今年が5回目と言うことで、5周年記念に見合った新製品が登場しそうな予感がします。こちらも期待大ですね。
次に東京マルイ以外のブースで見かけた気になる製品を紹介します
最初に紹介するのは、エアガンメーカー クラウンのブースで見つけた「スパークリング・エアガン」。BB弾の発射と同時に火薬で発火音を出すエアガンのようです。
ベースはコルトパイソンリボルバーですが展示サンプルを見る限り、フレームの右側にある丸で囲った突起(ピンが甘くて済みません)をハンマーの出っ張りで打撃することで、シリンダーの余剰スペースにセットされた火薬を発火させる仕組みのようです。
エアガンの初期に作られた、モデルガンにエアガン機能を持たせようとしたモデルと逆の発想が興味深いですね。
韓国の玩具メーカー「アカデミー社」との業務提携もあったらしく、アカデミー製と思われオリジナルデザインのエアガンも展示されていました。
ホビージャパンのブースで見つけたのは「「1/6スケール WARSLUG オール金属製 ハイエンドレプリカ戦車シリーズ」で「九四式軽装甲車」、「ルノー FT-17」、「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」が展示されていました。
1/6サイズの大きさ以上に驚いたのは、その重量と価格。「九四式軽装甲車」で重量11.6kg、価格が62万円。「キングタイガー ヘンシェル砲塔型」が重量200kg、価格は200万円とのこと。
実車同様の鋳造方法の製造や手作業で研磨。実車と同じパーツ数での制作とかの拘りがあるのは分かるけど、個人で購入するにはハードルが高すぎです。
タミヤのブースではミリタリーミニチュアシリーズの50周年記念のコーナーがありました。第一弾の「ドイツ戦車兵セット」が発売されてから50年。早いものですね。
他にも新製品の「M551シェリダン」や「M3A1スカウトカー」の展示と会場先行販売を行っていました。空挺用で152mmガンランチャーを装備したアルミボディの「M551シェリダン」。個人的にも思い入れのあるモデルです。
会場内には、初の国産プラモデル「ノーチラス号」が発売されてから60年が経ったと言うことで、「国産プラモデル誕生60周年記念展示ブース」が作られていました。
60年前から現在までを当時のエピソードを交えながら、年代ごとのプラモデルの歩みを当時の代表的なプラモデルと併せて展示しています。中でも50年前に実在した模型店「OS模型」をモデルにしたコーナーが懐かしかったですね。30年ぐらい前には、どこの街にもこの手の模型屋さんがありましたね。
スケールモデルを中心としたメーカーのブースには年配のモデラーが多く先行きに不安を感じましたが、キャラクターものを中心としたメーカーには家族連れや若い層が多かったので、プラモデルユーザーが途絶える事は無さそうです。後は他のジャンルにどう繋げるかですね。
逆に東京マルイのブースは成人男性に偏り過ぎの傾向があるので、今後が心配。
このような一般イベントにこそ新規ユーザー対象の啓蒙活動が必要だと思いますけど、「模型ホビーショー」だと目的を持って来場しているユーザーが多いから、逆に難しいのかも。
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