タニオ・コバ ブースで見た
GM7.5 SERIES70

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8月8日(土)9日(日)に開催された「2015夏のブラックホール」に行ってきましたが、空いてましたね。歩くのにも苦労する別のイベントとは大違いです。

今回の目的はタニオコバのブース。10月に発売が予定されている新製品「GM7.5 SERIES70」の完成具合が気になっていました。

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見かけは前回のブラックホールにあった試作モデルと変わらない状態ですが、小林社長に伺ったところ、ほぼ量産パーツで組み上げているんだそうです、問題が無ければ10月の早い時期に発売できるとのことです。

今回のSERIES 70のポイントは、新開発の「NEW ポリマーCPカート」仕様にしたことと、ガバメントの「シリーズ70初期モデル」をモデルアップしていることのの2点です。

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「NEW ポリマーCPカート」については、HPにもあるように「EASY CPカート」の廉価版ですが、樹脂製のカートにピストンカップ、真鍮製のインナーとヘッドの4ピース構造となっています。

試作の段階では無かった真鍮ヘッドねじ込み用のカートのネジ部が、製品版では付けられることになりEASY CPカートと変わらない手間になるようです。

真鍮ヘッドに付いている溝は今後2mm幅にして10円玉でも回せるように変更しているそうです。この辺の改善は嬉しいですね。

残念なのはこの「NEW ポリマーCP」の樹脂部分は樹脂製オープンカートの金型を使っているため、今後樹脂製オープンカートは生産されなくなるとのこと。アルマイト製のオープンカートは継続販売されるといっても、50発2,500円の価格は魅力的だったんですけどね。流通在庫があるうちにストックしておきたいですね。

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シリーズ70初期モデルの特徴の一つはフレームのシルエットで、(1)のグリップ付け根の部分の加工がなだらかになっています。これは60年代のガバメントに見られるシルエットと同じだそうです。後半に行くにしたがってハイグリップしやすいように抉られていくんだそうです。

2つめはトリガーの形状で、長さが短く上下の幅が大きく見えるタイプのものが付いています。マルシンのコンバットコマンダーとかと同じタイプのものですね。3つめがハンマーの形状で指欠け部分がなだらかになっています。シリーズ70というとMGCのGM5のイメージが染みついているので、新鮮に映ります。

バレル先端に段の付いたGM5でお馴染みのバレルは採用されていませんが、段付きバレルだとブローバック時に引っかかりが起きるそうで、それを嫌ったのでストレートのバレルにしているんだそうです。作動重視のGM7らしいコダワリですね。

木目調のグリップはHW製でバランスは悪くなるけど重量増の期待に応えたとのこと。プリント模様も実銃用に近いパターンを選んでいるそうです。

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タニコバ初のノーマルガバという事で外見上のコダワリに目が行ってしまいますが、内部にもかなり手が入っているようで、装弾と最終弾のエジェクトを確実にするためにマガジンは新しく開発された汎用性の高いスチールマガジンになっていたり、エジェクターも幅広の新型になっていたりします。

そんな見えない部分の改良が「.5」がプラスされたネーミングにも表れているようです。これは待ちきれないですね。

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