マルゼン H&K MP5K PDWカスタム
制作レポート

レビュー

超ハイサイクルなGBB、マルゼン H&K MP5Kを自前で入手したので、早速念願のPDW化を行いました。

まずは改めて、MP5K本体を見ることにします。

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MP5Kの市販パッケージはこの状態です。実銃の15連マガジンを模した30連マガジンが標準装備となっています。

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実銃の30連マガジンを模した50連マガジンはオプション。実射性能がハイサイクル過ぎるので、50連mgは必需品となります。実銃の30連mgとほぼ同じ長さなんですが、妙にmgが長く見えます。

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マガジンはローコスト化のためか、ショートmgに延長部分を継ぎ足して作られています。mg前面にスリットがあってBB弾を詰め易くしていますが、フォロアーの露出部分が小さく、ストッパー機能があるわけではないので、実際にはそれ程詰めやすくはありません。10年前の開発なのでこんなものでしょう。

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マルゼンMP5Kシリーズは実銃とは異なりオープンボルトブローバックなのですが、マガジンを抜いてハンマーダウンすれば画像のようにボルトをクローズさせることができます。ボルトの溶接跡なんかも再現してありますが、この状態は発射前の一瞬しか見ることが出来ません。

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マガジンハウジングのスキマを見て分かるとおりレシーバーはモナカ構造ですが、この部分以外は接合部が目立たないようになっているのは流石です。古い製品ながらコッキングハンドルが可動する分、リアルだと思います。

さて本題のPDWへの加工へ移りますが、簡単に言えばアウターバレルを交換してマルイのPDW用フラッシュハイダーを装着し、同じくマルイのPDW用ストックを取り付けるだけの加工です。

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まずアウターバレルの交換ですが、オリジナルのアウターバレル先端は単にねじ込んであるだけなので、ラジオペンチなどで挟んで回すだけで外れます。代わりに付けるバレルは手持ちのノーブランドのものを使いました。

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ネジは14mmの正ネジなのでM4用のハイダー等を付けることも可能です。今回はこれにオークションで手に入れたマルイ純正ハイダーを取り付けました。

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後はストックの取付ですが、マルゼンMP5Kのリコイルスプリングの受け部分がエンドキャップに付いている関係で、マルゼンのものに取付穴を3つ開けてマルイのストックを取り付ける必要があります。

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加工自体は電動ドリルがあれば難しくはありませんが、位置決めが面倒でした。中央のネジ止め用の穴2コと、スイベルリング用の出っ張りを納める穴の3点で固定されるため、多少大きめの穴でもそれ程ガタ付きがでないのが救いです。

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ストックを取り付けるとこんな感じです。現物合わせで加工したので穴の径が大きめになりましたが、しっかり固定できています。後は組み上げるだけです。

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念願のMP5K PDWの完成です。MP5Kでは長過ぎると思った50連マガジンの長さが気にならなくなりました。ハイダーやストックの追加によるバランスの変化とは言え、人間の目とは面白いモノです。

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MGCが電動ガスガンとしてモデルアップして以来、好きなモデルでしたが、やっとガスブローバックモデルとして手に入れることができました。やっぱりコッキングハンドルが動かないとねw

次はクローズドボルト化にチャレンジしてみる予定です