HWS ナガンM1895の試作モデルを見てきました!

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ハートフォード東京店にナガンM1895モデルガンの試作モデルを見に行きました。コロナ禍で最近お邪魔していなかったんですが、作動する試作モデルが展示してあるとのことでお邪魔してきました。

展示してあったのは、試作モデルと言ってもほぼ量産モデルと同じ程度に仕上がっていました。ガチャガチャ作動させてもかまわないとのことなので、遠慮しつつ弄らせて頂きました。

写真や画像でしか見たことが無いモデルだったので、第一印象は思っていたよりも華奢な感じでした。バレルも細いしフレームトップも結構薄めだったのには驚きました。作動させてみるとフレームのしなる感じも無く、身が詰まっている印象です。

量産品との違いは、刻印の有無と仕上げぐらいだそうです。手に取って一通り弄っただけの感想ですが、期待どおりの完成度でした。

ローディングゲートを開けるとこんな感じ。シリンダー後端の切り欠きとローディングゲートの爪で、シリンダーの逆回転を防止していたり、エジェクターの操作方法が独特(エジェクターロッドをねじって引き出してから、バレルに接する位置まで引き上げ手から使用します)だったりするので、説明されないと基本操作すらできないぐらいです。

また、ナガンM1895の最大の特徴”ガスシールシステム”(発射時にシリンダーが前進して、バレルとシリンダーの間のシリンダーギャップを無くす)も完璧に再現しています。これらの未知のメカニズムに直接触れられるだけでもワクワクします。

ナガンM1895のガスシールシステムの作動動画

ハンマーはS&W製を見慣れた目には、非常に華奢に見えます。細長いハンマーノーズには、スプリングが入っていないので上下にプラプラ動きます。実銃通りなんですけど、ハンマーダウン時に遠心力でノーズが動いて打撃力が低下しないか素人目線では心配になります。発火可能なモデルガンとして作られているので、実際には問題は無いんでしょうけど。

グリップは、なんと三分割。生産性とかを重視しない時代の、凝った設計ですね。木グリも別売する予定はあるそうですが、加工が難しくて価格が高くなりそうとの事。木グリが標準装備じゃ無いのは残念ですけど、本体の値段が高くなりすぎても困るので、正式に別売されるのを期待したいですね。

ちなみに実銃用グリップも個体差はあるものの取り付け可能で、実銃用ホルスターも使用可能なんだそうです。

ロシア帝国の制式の軍用拳銃(ソ連軍でも使われましたが)という古いリボルバーですけれど、現用銃を見慣れた目には新鮮そのものです。鉄と木で作られた時代の銃には今の時代には無い魅力がありますね。当時のメカを日本で実際に体験できるのはモデルガンならではの魅力です。

ハートフォード ナガンM1895 モデルガンは5月下旬〜6月中旬に発売予定。ハートフォードHP他で予約受付中です。

ハートフォードHP(ナガン M1895のページ)はこちら

最後に今回ナガンM1895について、丁寧に説明していただいたハートフォード代表の加藤氏に改めてお礼申し上げます。